2009年06月11日

かぐや 月へ還る

月周回衛星「かぐや(SELENE)」が、ほぼ予定通りに月の表面に落下したとの事です。
平成19年9月14日の打ち上げからおよそ17ヶ月間。その役目を終えました。

日時:平成21年6月11日午前3時25分(日本標準時)
場所:南緯65.5度 東経80.4度 GILLクレータ付近


落下地点は、地球上から見える「月の表側」です。
「日影部分であり衝突閃光を観測できた可能性が僅かにあった」
とJAXAは考えていて、その瞬間の観測者がいなかったか、情報提供を呼びかけています。


※サムネイル表示(クリックすると原寸大表示されます。)

20090611_kaguya_3.jpg

20090611_kaguya_2.jpg

Courtesy of JAXA(http://www.jaxa.jp/)

http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090611_kaguya_j.html


かぐや だけあって、月へ還ったのですね。
(このベタな表現を何人がしたことでしょうか。でも書きたかったから。グッド(上向き矢印)

2009年06月07日

かぐやが月面に落下します

アポロ計画以来最大規模の月探査プロジェクトとして展開してきた
月周回衛星「かぐや」(SELENE)が、ついに月面に落下します。

ちなみにSELENE(セレーネ)とは、
SELenological and ENgineering Explorerの略語です。

selene.jpg
Courtesy of JAXA(http://www.jaxa.jp/)

落下予測日時:平成21年6月11日 午前3時30分頃(日本標準時)
落下予測場所:東経80度、南緯63度 付近
落下予想日時の月齢:17.3 (東京)
http://www.kaguya.jaxa.jp/ja/communication/KAGUYA_Lunar_Impact_j.htm

この落下位置は、月面の日影部分で、
衝突閃光を観測できる可能性が残されているのだそうです。
なお、落下予測地点については微調整が行われる可能性があります。
 
満月「かぐや」が見た月の地形(最新版)
http://wms.selene.jaxa.jp/selene_viewer/jpn/observation_mission/lalt/lalt_010.html
 
満月回転する月の動画
http://wms.selene.jaxa.jp/selene_viewer/jpn/observation_mission/lalt/lalt_009.html
 
モノクロ動画で、月がクルクルと回転していて裏側も見えます。
貴重ですね。まったくロマンチックな雰囲気はゼロですが。
 

2009年05月21日

JAXAの移管はとりあえず白紙に

JAXA「宇宙航空研究開発機構」は、文部科学省が管轄する独立行政法人で、
国が支出する宇宙開発予算の6割をJAXAが占めているそうです。

官民問わず「国内最大手」の宇宙開発組織ですね。
 
ところで2008年には新たに宇宙基本法が施行されて、
「宇宙へ行く・宇宙を利用する」用途が格段に拡がりました。

それまで、天体の観測だとか科学的実験・基礎的研究だとか、
学術的な利用が主体だったのが、
安全保障に関する事や、明らかな商業利用も利用が可能となりました。

宇宙開発規模の土壌が拡大されたとも言えます。

それで、JAXAについて、文部科学省が管轄を続けるのではなくて、
内閣の直轄にしたほうが、安全保障上のスムーズ化や産学官共同開発の推進に
合理的・効果的ではないかとされ、内閣府への移管が検討され始めました。

しかしながら、文部科学省や、自民党文教族と言われる議員せんせいたちの
前向きな賛同を得られず、ひとまずは、この計画は頓挫するようです。
平成21年度から5カ年の基本計画の策定内容に盛り込まれないと言う事です。
既得権益を堅持しようとする「勢力」が反発した訳でしょうね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090521-00000122-san-pol
 
 
 
わーい(嬉しい顔)若田さん尿の再生水で乾杯
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/science/256350/

民間療法で「飲尿法」というのが昔からありますね。
非日常的ではありますが、無茶苦茶エキセントリックでもありません。
無論、若田さんたち宇宙飛行士の場合は、
浄化されて厳しい水質検査をクリアした水ですので、問題ありません。
 
 

2009年05月10日

いつか宇宙旅行ローンが

ロケットを飛ばそう、宇宙旅行をビジネスにしようと頑張っている民間企業がありますよね。我が国では、たとえばホリエモン氏も開発会社を経営しているらしいです。宇宙開発で世界的に有名な企業には、ヴァージンがありますね。ヴァージンと言えば私の場合ならレコード会社を思い浮かべますが、いまは、ロケット開発に夢中なんですよね、会長さん。で、ヴァージン・ギャラクティックとしては、商用化を目指しているそうです。数年以内に飛ばせるようですが、料金は、1人当たり20万ドルで試算しているのだとか。20万ドルと言えば、米ドルならざっと2000万円ですねえ。どこまで飛んでいく旅行なのかは知りませんが、このくらいの額なら、乗れる人が増えそうですね。私には無理なんですけど。ふらふらせめて2万ドルくらいになれば、ローンでも組んで資金調達しようかなって考えも浮かんできます。自動車を購入するくらいですものね。将来、「カーローン」ならぬ「宇宙旅行ローン」なんて金融商品が販売されるようになるかもしれません。そしてまたヴァージンは、宇宙旅行だけを念頭に置いているのではなくて、ロケットを使った世界旅行を将来的には目論んでいるようです。多数の旅行者に利用してもらうのなら、こちらがメインになりそうですね。ちなみに、地上から「どっか〜ん」と発射するのではなくて、いったん「母船」となるジェットエンジン搭載の飛行体を飛ばして、それから空中で母船から宇宙船を切り離して大気圏外へ飛ばす技術なのだそうです。
 
 
 
ところで、韓国がロケット開発を行っていて
羅老(NARO) っていう名前だそうです。
発射予定は2009年7月。
なんで羅老って名前かと言うと、韓国航空宇宙研究院(KARI)のロケット発射場の
名称「羅老宇宙センター」(Naro Space Center)にちなんでいるのでしょうね。
純正の韓国製と言えなくも無いようですが、技術供与をロシアから受けたのだそうです。
 
こんなロケット。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=108951&servcode=300§code=330
 

 
posted by moonx at 18:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙散策>宇宙旅行

2009年04月30日

宇宙にハエ取り紙

太陽系が誕生する初期の頃に塵となった物質を、
地球上空にて採取する事に成功したそうです。

「ハエ取り紙のような採取器を用いて大気中に漂っている彗星のちりを採取した」

との事ですが、私、イメージがどうもマンガっぽくなってしまいます。笑

この化学実験は、イギリス、マンチェスター大学の天体物理学者である
ヘンナー・ブーゼマン氏が研究チームのリーダーを務め実施されました。


 
ちり粒子を採取したのは、グリグ・シェレルプ彗星(26P/Grigg-Skjellerup)から
伸びるダストテイル(ちりの尾)の中を地球が通過した2003年4月のことである。
研究チームはNASAに依頼し、彗星接近時の数時間にわたり、
約20キロの高度で飛行機を飛ばした。飛行機に搭載された
シリコンオイル素材の採取器によって、上層大気に存在するちり粒子が採取された。

研究チームはNASAの彗星探査機ディープインパクトやスターダストで採取された
ちりのサンプルと今回採取したちりを比較し、地球の大気で採取されたちりが
グリグ・シェレルプ彗星起源であることを突き止めた。
 
ヘンナー・ブーゼマン氏は、「彗星は冷蔵庫の役割を果たしていた。
この冷蔵庫に貯蔵されたため、原始の物質は変質しなかったのだ」と解説する。


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090429-00000000-natiogeo-int

 
冷蔵庫ですか。気が遠くなる(と言うか、気が消滅する)冷蔵期間です。